今では蒼き宝玉をかけた戦争は伝説とされている。
事の始まりは四神と呼ばれる最高神達の作り出した蒼き宝玉を欲した人間達が、神族牙を向いたことから始まった。
怒った神族は次々に刃向うものを一掃した。
一度諦めたように見えたが、人間の王は人間やドワーフの軍をつくり、再び神族に戦を仕掛けた。
遥か遠くの地でその事を知った魔族は、この機に乗じて神族に二度目の挑戦を仕掛けた。
戦いは次第に激しくなり、エルフ、天使、翼族などの種を巻き込み、拡大した。
最終的にはある破壊神【一説では平和を望んだ人間ともされている】が蒼き宝玉を手にし、世界を崩壊させたと言う。
ひどい被害を受けた世界から神族は蒼き宝玉と共に姿を消し、世界は沈黙した。
戦いにより傷ついた大地は癒される事無く、地上界は滅びを迎えようとしていた。
それを見かねた精霊王は精霊たちを遣わし、世界を癒させた。
命を賭して地上を癒したため、精霊族の半数以上が力尽きた。
それからしばらくして、世界は何とか持ち直し、そこから本当の平和が生まれた。
戦争は通称神の島と呼ばれているセレスティス大陸を中心に行われた。
今では戦争が終結し、神族が去ったその地は人の生きるすべの無い場所として恐れられている。
だが伝説さえ地上の人々の記憶から次第に薄れていった。
今、その事を記憶しているのはごく一部の者のみである。
しかし伝説に登場する破壊伸がその後どうなったかまでは記憶されていない。